今日、ビートたけしさんの国宝にんげんという番組を途中から見ました。

皇室御用達の帽子デザイナーさんとスリッパ職人さん、あんこ職人さん、布団職人さんの特集でした。

布団職人さんだけを見ることができたのですが、見終わった今、感動でいっぱいです。


羽毛布団を使っている人がほとんどという現代、昔ながらの綿布団を作られている布団職人の丹羽さん親子。

3年待ちの綿布団を作る「丹羽ふとん店」は、親子で技能グランプリで優勝されていることからもその腕の素晴らしさはわかりますが、何よりも、四代目・丹羽正行さんの探求心に心を打たれました。

テレビでは「丁寧に作っているのであまり有名になりたくない。」というようなことを言われていて、その一言からも綿布団作りへの拘りと究極の職人魂を見た気がします。

内閣総理大臣賞も受賞されている丹羽正行さんは、これほどまでに綿布団作りを極めているのにもかかわらず、日々勉強をされています。

平安時代の綿はどのようなものを使っていたのか、昔はどのように布団を作っていたのかを勉強し、「私の綿史」をまとめているという丹波さん。

その探求心と向上心が本当に素晴らしいと思いました。

わたしが職人さんが大好きな理由の一つが、その拘りを貫いているところです。

拘りを持って何一つブレることなく、絶えまぬ努力と誇りと共に貫く姿は、本当にかっこいいです。

そして、職人さんが一生懸命仕事をされて輝いている姿は、本当に美しいです。

そこには、情熱があるから美しいのだと思います。

 

変わらないもの、変えるもの。
現在に活かす「変化」。

丹羽ふとん店では、時代に合わせて変えていいものと、変えてはならないものがあると考えます。
創業明治から続いてきた丹羽ふとん店の伝統技法は、現在(いま)も変わらず必要なものとして受け継がれ、それは何年経っても変わらず、「変えてはならない」先人達の素晴らしい技術です。

しかし一方で、古くからある「日本文化のふとん」の在り方は、現在の寝具として少なくなってきており、ベッドや羽毛ふとんなどが多く目立つようになりました。

丹羽ふとん店では、本来の日本文化である木綿ふとん、真綿ふとんの良さを暮らしの一部として、
時に様式を変え、価値を変え、受け継がれた伝統を現在に活かすことを志しています。

 

丹波ふとん店のホームページより


この「時代に合わせて変えていいものと、変えてはならないものがある」という考えは、全てに於いて言える大切なことだと思いました。

古き良きものを現代に取り入れつつも、時代の変化に対応していく必要性がある。

そのことを、改めて感じました。

わたしにとっても、未来を予見して行動していく中で「時に様式を変え、価値を変え、受け継がれた伝統を現在に活かすこと」が必要です。

テクノロジーも時代と共に進化している中、歴史は繰り返されることも事実。

カメレオンのように変化する時代と共に対応していく中で、歴史や文化などの「変えてはならないもの」を活かすこと。
その重要性を改めて学びました。

 

番組の最後に、ビートたけしさんが言った言葉が心に残りました。

「本物は、我々には見えないものが見えている」

ビートたけしさんのお父様は、漆職人だったとのこと。

漆職人のお父様を見て育ったたけしさんの言うその言葉には、重みがあります。

その道を極めた本物は、わたしたちに見えないものが見えている。

つまり、視点が違うということ。

わたしは、低い志と共にある低い視点で過ごしていないだろうか。

本物には、高い志と共にある高い視点がある。

高い視点で努力と共により高みを目指している本物の人に感動し、プラスのエネルギーをもらいました。

ありがとうございました。