タイトル:仕事のアイデアはみんなドラえもんが教えてくれた
著者:渡邊健太郎
とても有名で名前は聞いたことがあったのですが、読んでいなかったこちらの本。
あるきっかけで読み始めたら、とても読みやすくて一日で読み終わりました。
本のタイトルから、「仕事についての様々な悩みを解決するきっかけが、ドラえもんの道具にある!」と想像できました。
今、様々な仕事をしているわたしにとっては、学ぶことがたくさんあると思い、読む前からわくわくした気持ちでした。
始めに、著者のビジネスコンサルタント・渡邊健太郎さんが、ご自身について「子どもの頃、僕は”リアルのび太だった”」と書かれていることに衝撃を受けました。
コンサルタント事業やセミナー・講師事業などで年商15億円を作り出されている渡邊さんが、子どもの頃はのび太のようだったと分析されているのです。
そのことに親近感を持ち、「わたしも今からでも遅くはない。たくさんのことを吸収して行動しよう!」という気持ちで読みました。
目次を見ると一目瞭然なのですが
「サイズを変更するだけでヒットする新ビジネスが生み出せる!」
ヒントをくれた秘密道具⇒ビッグライト・スモールライト」
というように、それぞれのテーマがドラえもんの道具とリンクしてわかりやすくまとめられています。
目次をさっと読んだだけでとても楽しく、早く読みたい気持ちになり、結局一日で読み終わってしまったのです。
ドラえもんの大ファンだった渡邊さんの「ドラえもんの秘密道具がビジネスに応用できる!」という発想が、本当に素晴らしい。
その思考を持てる方、行動できる方が成功者なのだと改めて感じました。
誰もが知っている身近な存在のドラえもんだからこそ、ビジネスという一見堅苦しいテーマを軽い気持ちで考えることができます。
何度「なるほど~」と思ったかわかりません。
それ程に、柔軟な発想というものはこういうことを言うのかと感じる一方、自分の頭の固さを思い知りました…
渡邊さんが書かれていた、のび太についての見解も目から鱗でした。
のび太は長所がないように見えるけれど、実はクリエイティブな発想を持ち合わせているいうこと。
ドラえもんが使えないと思うような秘密道具も、ポジティブで柔軟な発想で、どんどん使える道具に応用してしまうのです。
わたしが子どもの頃にテレビでドラえもんを観ているときは、いつもダメなのび太をドラえもんが助けている、という印象しかありませんでした。
ところが今になって渡邊さんの本を読んで始めて、その裏に隠されたのび太の起業家発想、普通では考え付かないような柔軟な思考に驚かされるのです。
「仕事のアイデアはみんなドラえもんが教えてくれた」は、「アイデア」「ヒントをくれた秘密道具」「こんな悩みや課題を解決してくれる!」のように、ビジネスでの問題と解決案が、ドラえもんの秘密道具を例にそれぞれわかりやすくまとめられています。
わたしにとっては、これから仕事において何か問題が起きたときなど、この本の目次を見てその事象に近いものからヒントを得るというような、バイブル的存在にになることと思います。
この本から学んだこと。
①のび太のように、一つの物事を多方面から柔軟に考えて解決策を見出すことができる、柔軟なマインドを持ちたい。
一見使えない道具でも、発想の転換で使える道具にしてしまうのび太のように、全てに対して物事を大きく捉えることができるような、大きいマインドを持ちたいです。
小さなことに留まらずに、常に大きい目線を意識したいです。
②のび太のように、常にポジティブでいたい。
「劇場版のドラえもんの中では、のび太は特に持ち前のリーダーシップを発揮させている。」という渡邊さんの見解にもありましたが、その根底となっているのは、ポジティブ思考だと思います。
困難に直面しても持ち前のリーダーシップでみんなをまとめることができるのび太。
ポジティブ思考だからこそ、前向きに物事を捉えてみんなをまとめることができる。
わたしもポジティブ思考だと自負していますが、普段の生活でネガティブな言葉や行動をしていないか、今一度振り返って自分を客観的に見つめてみたいと思います。
③ドラえもんのように、色んな道具を作りたい。(色んなことを生み出して挑戦したい。)
ドラえもんが作る道具の中には、万人に必要なものではないかもしれないけれど、たった一人には必要なものがあると思います。
そのことを考えると、何かを生み出す、または何かに挑戦することに、無駄なことは一つもないと思いました。
今挑戦していることが多くの人に役立つようにがんばる一方で、もしかしたらたった一人の人に役立つかもしれないという気持ちを心に留めて、自分の中から色んなものを生み出していきたいです。
ビジネスに限らず、マインドについて考えるきっかけになる、渡邊健太郎さん著「仕事のアイデアはみんなドラえもんが教えてくれた」
是非読んでみてください^^