「何もしないをしよう!」
わたしがやることがたくさんあって精神的にいっぱいいっぱいだったときに、母がよく言ってくれた言葉です。
そんなわけにはいかないでしょう!となります。
「何もしない」ということを「する」。
何もしないなんて、実際にはそんなことができるはずありません。
それでも冷静になって考えると、何もしないと決めてゆっくりリラックスするときも必要だと母は言いたかったのだと思います。
もしくは、やるときはやる、休むときは休むというメリハリが大事だと伝えたかったのかもしれません。
今、正直、精神的というよりは肉体的に辛い時期です。
ちょっとした体調不良です。
そんなときにやることが溢れていると、思い通りに体が動かないことに苛立ち、余計に効率が悪くなります。
母が心配をして声を掛けてくれるのに、その優しさに感謝の気持ちを伝えられない日々。
心なしか、鏡に映る自分の表情も暗く重い感じがします。
ふと思い出した、「何もしないをしよう!」という言葉。
リセットするために、今朝からやってみました。
今日は朝から雨。
体調不良で身も心もどんよりしていて最適な日です。
とりあえず、一度スケジュールを見直して、やるべき最低限のことを午前中に終わらせました。
あれこれ考えることをやめて、目の前にあることだけ、やろうと思ったことだけをやりました。
お部屋を片付けたり、靴のお手入れをしたり、本を読んだり、ネットを見たり。
そうしている間にも、ふと癖でやることリストを見てしまうのですが、今日のやることリストはないことを思い出して、また時の流れに身を任せました。
普段あまりできない母の手伝いもしました。
そんなゆったりとした一度も外出しない一日を過ごしたところ、気持ちがすっきりして落ち着きました。
ボーっとしながら考えていることが、実はとても大切なことだったり、忘れていたことだったりしました。
わたしには、このボーっとする追われない癒しの時間が必要だったと実感しています。
大好きなワタナベ薫先生の記事にもありました。
どこに意識を向けるかで、人生って違うもの。
うまく廻らない時は、すぐに力抜いて、がんばって抵抗するのをやめましょう。
それらにビグビグするのもやめましょう。
やられっぱなしでもいいや~、ぐらいに、グデングデンに力を抜いていると、小さなよくないことをグデングデンしながらかわせますので。
小さな幸せに、大きく喜ぶことができなくなっていた自分に気付きました。
母の言う「何もしないをしよう!」は、薫先生の言う「すぐに力抜いて、がんばって抵抗するのをやめましょう。」に通じているような気がします。
体調を万全にして、明日から気持ちを改たにがんばれそうです。