昨日、夜の食事会を2つ掛け持ちして遅くなってしまったので、タクシーで帰りました。

そのタクシーの運転手さんは、わたしが乗って早々

「〇〇交通の〇〇です!よろしくお願いします!」

と元気な声で挨拶をしてくださいました。

とても感じの良い見た目が60代前半の運転手さん。

その元気な声を聞き、眠かったわたしは一瞬にして目が覚めました。

「今日はまた遅い帰りですね~!」

普段タクシーに乗っても、行先をお伝えしてお会計をし、最後に挨拶をする以外ほとんど話をしません。

初めてお会いした運転手さんのフレンドリーな一言に少し驚きながらも「そうなんです~」と軽いお返事をしました(*‘ω‘ *)

そしてその後、ご自分のお話をずっとされました笑

運転手さんが話された内容を要約

・3人の子供を育て上げた
・今はそのうちの1人の子供の家族と同居している
・3歳と5歳の孫と一緒に住んでいるので毎日騒がしい
・全部で6人孫がいる
・地方から出てきて東京の専門学校で学んだ
・卒業後SEとして務めた会社を51歳で早期退職
・奥様は早期退職してもいいと言ってくれた
・当時は今よりも早期退職によって多くお金をもらえた
・車で20分程の所に他の2人の子供も住んでいる
・週末は子供が孫を連れて実家に遊びに来る
・家族全員の誕生日パーティーをやる
・幹事は子供たちとローテーションやる
・家族は仲良しが一番

お話の中に学校の名前や地名やお住まいの場所もありました笑

初乗りで約3分間の間に、これだけ濃厚な運転手さんのプライベートを聞いたわたしは相槌のみ(*’▽’)

それが不思議と心地良かったのです。

運転手さんの声が穏やかで聞きやすく、テンポもちょうど良かったからかもしれません。

そして何より、伝え方が上手でした。

上記は箇条書きですが、この内容を時系列でまるでそのときの光景が目に浮かぶように話されたのです。

ちょうど良い文章の区切り、ちょうど良いテンポ、ちょうど良い間。

約3分間で運転手さんの過去から現在を要約したようなストーリーを楽しみながら聞きました。

お会計の際に翌日(今日)の台風予報を心配して、出掛けるときは気を付けてと笑顔で言ってくれた運転手さんにわたしは言いました。

「わたしも運転手さんのように、仲良し家族を作りたいです♪」

「そうだよ~家族は仲良しが一番!」

 

今この記事を書いていて、「人情」という言葉が浮かびました。

にんじょう【人情】
人間が本来もっている人間らしい感情。特に、人に対する思いやりやいつくしみの心。
出典:三省堂

 

改めて調べてみて納得しました。

運転手さんは人間らしい感情で溢れていました。

きっと、様々な人と関わりコミュニケーションをすることが大好きだと思います。

そして人が大好きだからこそ、ご自分のことを赤の他人に話すことができるのだと思いました。

もしもっと時間があったら、どうして早期退職をされてタクシーの運転手さんになられたのか、タクシーの運転手さんという仕事はどんなところがいいか聞きたかったです。

何とも言えない温かい気持ちになったわたしは、疲れが取れた気がしました。

仲の良い素敵な家族を作りたいと伝えたことは、決して立て前ではありません。

運転手さんのご家族のように、仲の良い家族はどれだけいるでしょうか。

悲しみと怒りで心が潰れそうになるニュースで溢れる今、胸に響きました。

「そうだよ~家族は仲良しが一番!」