妹の友人のSさんは中国の方で、今は日本で暮らしていらっしゃいます。
妹はSさんの日本語の先生であり、友人です。
以前から妹より、Sさんのお人柄などを聞いて尊敬の念を抱いていたわたしは、いつかお会いしたいと思っていました。
そして遂に昨日、Sさんと妹とわたしの3人で食事をする場を設けていただきました。
ご自身の会社のトップであるSさん。
日々お忙しい中でこのような時間を作っていただき、Sさんと妹に感謝の気持ちでいっぱいでした。
予約してくださったのは、ペニンシュラにある広東料理「ヘイフンテラス」。
窓から皇居を望める洗練された個室は、天気が良かったので綺麗な空と緑を楽しむことができました。
こんなに素敵なお店を予約してくださり、とても恐縮してしまいました。
「笑顔が素敵」という言葉は、まさにSさんのためにあるのではないかと思うほど爽やかな笑顔で、一気に緊張が取れた初対面。
口角が上に上がるのと同時に見える綺麗な白い歯が印象的な、くしゃっとした屈託のない笑顔。
その笑顔から、Sさんの優しく穏やかなお人柄が伝わってきました。
日本語がとても上手で、お忙しい中努力し勉強されていることがわかります。
そして、会話の所々で妹が丁寧にSさんの日本語を訂正したりアドバイスをしている様子を見て、初めて見る妹の先生としての一面にも感動しました。
親心のようなものでしょうか。
生徒さんのために睡眠時間を削って毎日遅くまで授業の準備をしていた妹。
そんな妹の体を心配しながら、ずっと応援していたことを思い出し、感慨深い気持ちになりました。
何より嬉しかったのは、Sさんが妹のことを「本当にいい先生」と言っていたことです。
辛くて大変な時も生徒さんのためにがんばっていた妹の努力が報われる、素敵な言葉です。
姉として妹を尊敬する気持ちと、Sさんの努力に敬服し、そのお人柄に感動する気持ち。
それらが混ざった何とも言えない心地良い波動が、楽しい会話の中でずっと流れているような、温かい時間でした。
2時間半ほどの食事時間で色んな話をしましたが、特に印象に残っている会話があります。
それは、わたしがSさんに「日本人についてどう思いますか?」と質問したところ
「優しく、礼儀正しく、真面目」という言葉が返ってきたことです。
その日本人に対しての印象を聞いたわたしは、素直にとても嬉しく思いました。
それと同時に、そのように思うSさんが「優しく、礼儀正しく、真面目」であるからこそ、Sさんに関わる方がそのような方で溢れているのだと思いました。
「類は友を呼ぶ」なのです。
そして、会社のトップでありながら、本当に謙虚でいらっしゃるSさん。
妹とわたしに対して紳士的な態度で接してくださり、こんなわたしに対しても対等に、それ以上に大切に扱ってくださるその謙虚さ。
成功者は謙虚であると改めて実感しました。
その謙虚さは仕事に対する思いにも通じていました。
Sさんは、お客様からのメールに対してすぐに返信をするように、社員の方へ伝えているそうです。
お客様が一番大切と言うSさんのキラキラした目を見て、その思いがSさんとSさんの会社への信頼に結び付いていると思いました。
ビジネスをする上で一番大切なお客様との信頼関係。
その信頼関係の軸として、常に驕らず謙虚な姿勢でお客様を大切にするSさん。
国境を越え活躍されているSさんは人として魅力的で素晴らしいからこそ、成功されていると思いました。
まるで心が洗われるような時間をいただいたことに、Sさんと妹に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、その時間を過ごした素敵な個室でいただく広東料理は、美味しいという言葉では足りない程でした。
素材の味を生かしたシンプルな味と触感を、一口一口味わいながらいただきました。
特に点心が美味し過ぎて、あと5個は食べることができたと思います。
もっと詳しく食レポができたらいいのですが…笑
写真を載せます。
帰り際に妹とわたしにプレゼントをくださったSさんは、最後まで紳士的でした。
こちらのダロワイヨのマカロン。
お忙しい中、わたしたちが喜ぶような可愛らしいマカロンを選んでくださったSさん。
そのお心遣いに感動が途切れません。
また3人で食事をする約束をして、明日から中国へ出張されるSさんとお別れしました。
「素敵な出逢い」というタイトルそのままなのですが、その言葉がぴったりな昨日の出来事でした。
上質な時間によって身も心も洗われた今、次に3人で食事をするときまでに少しでも自分を成長させようと心に誓いました。