タイトル:沈黙のWebライティング-Webマーケッター ボーンの激闘-
著者:松尾 茂起

 

友達のおすすめでお借りした、インパクトのある見た目の本書は、ライティングの必読書として絶大な人気を誇るロングセラー作品。

2016年の初版発行以降も内容が更新され、最新版も多くのライターの教本となっているということです。

631ページあり、とても分厚く重い本です。

出先に持ち歩き、電車でも読んでいたのですが・・・

その重さ故に手首が痛くなり、自宅で読み終えました(*´ω`*)

今まで様々な本を読んできましたが、ライティングに直結した漫画を読むことは始めてでした。

続きが気になってすぐに読みたくなるような魅力的なストーリー。

各章の区切りで漫画内の登場人物による特別講義(要約)があるというわかりやすい構成。

気軽に漫画を読みながら、実用書を読んでいるような感覚になりました。

1日1記事更新を続けている当サイトは、早いもので1年経過。

記事の更新に必然のライティング力は、わたしにとって何より重要なものです。

ほとんど全てが学びと言っても過言ではない中で、文章を読んでもらうために大切なこととして挙げられていた下記3点について、自分に当てはめながら考察します。

 

 

①読み手にとって自分事になる感情や情報を取り上げる
ここのすけ
ここのすけ

 

読者が自分に置き換えて想像することにより、書き手の感情が伝わるような魅力的な文章と理解しました。

ブログ形式の当サイトは、わたしの感情や思いを素直に書いているつもりでいました。

ただ、果たして読者に感情が伝わるような文章を書けているのだろうか・・・

恥ずかしながら、そうではないと思いました。

相手にどのように伝わるかどうかを意識することが少なかったように思います。

今のわたしには、相手の心に伝わるような、もっと魅力的で温度のある文章を書くことが必要です。

 

②思わず読み進めたくなるように、適度な興奮を感じさせる
ここのすけ
ここのすけ

 

果たしたわたしは、読者に楽しく読み進めていただけるような文章を書いているのだろうか・・・

適度な興奮とは、続きが気になり読みたくなるようなリズムのある文章だと思います。

ドラマのような文章とも言えるのかもしれません。

過去に投稿した文章を見直してみました。

続きが気になってわくわくするような記事が少なく、愕然としました。

わたしにとっては大きな課題です。

例えば、笑いの神様と言われるような芸人さんは、一つのお題に対して様々な調味料を加え、魅力的でクセになるような空間を作り上げています。

大笑いを生むお笑いには、魅力的な「ストーリー展開」、熟成れた「話力」、引き込まれる「表情・行動」、笑いを引き立てる「間」があるように感じます。

そこにには、ずっと見ていたくなる興奮があります。

ライティングでも同じことが言えると思いました。

魅力的な「文章展開」、熟成された「文章力」、引き込まれる「表現力・動きのある言葉」、文章を引き立てる「行間」。

ライティング力を磨くことで、他愛もない文章がリズムのある文章に生まれ変わり、結果として読者が読み進めたくなるような文章になるはずです。

ありがたいことに、日々文章を書きながら試行錯誤できる環境です。

細かいテクニックがわかりやすく書かれていた本書を通して、実践していきたいと思います。

 

③読み手の脳の負担を減らす。
ここのすけ
ここのすけ

 

本書内でおすすめの一冊として、ダニエル・カーネマン氏の「ファスト&スロー」が挙げられていました。

人間の脳は「システム1」と「システム2」という「ふたつの思考」で動くという見解の書籍です。

 

システム1
脳への負担を減らすために自動的に高速で動く思考。
物事を直感的に理解しようとする思考。

 

システム2
複雑な計算など、注意力を要する作業が必要な際に、慎重かつゆっくりと動く思考。
物事論理的に理解しようとする思考。

 

P241より引用

 

システム1を前提に、まずは読者の脳の負担が少なく読みやすい文章を。

そしてシステム2として、論理的にわかりやすい文章を。

この2つが文章を読んでもらうという点でとても重要なポイントであると知り、多くのノウハウを学びました。

読者の脳の負担が大きいと、文章を読んでもらえません。

上記「②思わず読み進めたくなるように、適度な興奮を感じさせる」内の文章を引き立てる「行間」にも、読者の脳の負担を減らす大切な役割があると知りました。

文中に挿入する写真の場所も、行間として大切な役割を担っています。

もっと読みやすく、ついつい読み続けてしまうような読者の脳に負担のない文章を書くことを意識したいと思いました。

この脳の「システム1」と「システム2」について、もっと詳しく知りたくなったので、本書を読みながら「ファスト&スロー」の上下巻をすぐに購入しました。

本書内でも「ファスト&スロー」にはライティングノウハウの原点が詰まっているとありました。

これから楽しみに読みたいと思います。

 

まとめ
ここのすけ
ここのすけ

 

文章を読んでもらうために大切なこと

①読み手にとって自分事になる感情や情報を取り上げる

②思わず読み進めたくなるように、適度な興奮を感じさせる

③読み手の脳の負担を減らす

 

上記3点について、自分の文章と共に考察しました。

本書を読み終え、ライティングの必読書として絶大な人気を誇る理由がわかったような気がします。

漫画と要約による構成によってわかりやすいということはもちろん。

それに加え、何よりも実践しやすいということが言えると思います。

読み終えた直後からすぐに実践できるようなテクニックが詰まっています。

そのテクニックというのも決して難しいものではなく、簡単に取り入れられるもの。

ちょっとしたことで大きな変化を遂げることができます。

プロの料理人が、一般家庭ではあまりやらない簡単なひと手間によって、格段に美味しい料理に仕上げるかのように。

毎日文章を書くわたしにとっては、まさに「生活密着型の著書」。

続きのストーリーもあるので、最新版を買いたいと思います。

間違いなく、何度も読み返して実践するためのバイブルになることでしょう。

まずはこれから「ファスト&スロー」を読みます。

何気なく本書を貸してくれた友人、著者の松尾茂起さんに感謝!

最後に、心に残った文章を引用します。

 

“文章”という空間に足を運んでもらうための”おもてなし”

P244より引用

 

「おもてなしのノウハウ」を学びながら、ありがたくも読んでいただいている方々のことを第一に考え、少しでも役立つような文章を書きたいと思います。